HP SUM は、Windows システムの %TEMP%\hp_sum ディレクトリにデバッグトレースログセットを生成します。これらのファイルには内部プロセスおよびデバッグ情報が含まれており、HP SUM の障害の確認に役立てることができます。

Windows の場合、デバッグトレースファイルは、%temp%\hp_sum にあります。ログファイルは、C:\cpqsystem\hp\log にあります。これらのファイルは以下の情報を提供し、HP SUM セッションごとに追加されます。

HP SUM 5.0.0 は、GatherLogs.exe(Windows 用)または gatherlogs.sh(Linux 用)という名前のユーティリティを備えており、すべてのログを使用して圧縮ファイル(Windows では.zip、Linux では tar.Z)を作成します。ログファイルを参照する必要がある場合は、このユーティリティを実行して 1 つのファイルにすべてのログを収集できます。

[注記]

注記: GatherLogs ユーティリティを実行する前に、HP SUM を終了してください。

デバッグトレースファイル

機能

Opman.trace

全体的なインストールプロセスの Operations Manager トレースデータ、追加または削除されたレポジトリ/コンポーネントの詳細、および存在する場合、一般的なエラーを含みます。

InventoryResults.xml

レポジトリからのコンポーネントインベントリの詳細を含みます。

Settings.xml

強制ダウングレードまたはアップグレードのような HP SUM の一般的な設定情報を含みます。

SourceClient.trace

Repository Manager のトレースデータおよび存在する場合、一般的なエラーを含みます。

Hpsumiserver\Hpsumiserver.log

HP SUM SOAP サーバーセッションのトレースデータを含みます。

Hpsumiserver\HpsumserverW32.log

HP SUM SOAP サーバーセッションのリモートトレースデータを含みます。

Hpsumiserver\localhpsumsoapserver.log

HP SUM SOAP サーバーの情報が含まれます。

Sesssion.log

各セッションの起動日時を含みます。このファイルは、名前に日付を含む別のディレクトリに保存されます。

RepositoryManager

レポジトリとコンポーネントの情報を提供します。このディレクトリは、トレースファイルの収集時にトレースデータから除外できます。

<target>\Discoverymanager.log

Operations Manager とリモート検出クライアントの間の詳しい対話内容を提供します。検出ツールに障害が発生すると、このトレースファイルにレポートされ、検出障害メッセージが生成されます。このログはターゲット固有です。

<target>\Installmanager.log

Operations Manager とリモート検出クライアントの間の対話内容を提供します。検出ツールに障害が発生すると、このトレースファイルにレポートされ、検出障害メッセージが生成されます。このログはターゲット固有です。

<target>\<target name>_log.txt

Operations Manager から特定のターゲットのトレースデータを提供します。

<target> は、ソース選択画面でのターゲットの名前です。

<target>\Settings.xml

特定のターゲットの強制ダウングレードまたはアップグレードのような HP SUM の一般的な設定情報を提供します。

OpMan.trace ファイルを調べると、どのコンポーネントがインストールセットから削除され、どのコンポーネントが追加されたかを確認することができます。