HP SUM は、Windows Server 2008 ベースのサーバーのクライアントとして Windows Vista を使用すると、リモートインストールを最も強力にサポートできます。この環境で HP SUM を使用すると、ローカルおよびリモートのターゲットサーバーを対象に、リンクローカル、サイトローカル、グローバル IP アドレスなど、IPv6 のすべての機能を使用できます。HP SUM を実行するためのリモートの Windows Server 2008 オペレーティングシステムへのクライアントとして Windows Vista を使用するか、または HP Workstation サーバーブレード上のターゲットオペレーティングシステムとして使用すると強力なインフラストラクチャが構成され、ユーザーはこのインフラストラクチャを利用して、ソフトウェアおよびファームウェアの更新を HP SUM から完全な IPv6 機能を使用してインストールできるようになります。

[注記]

注記: IPv6 ネットワークでの HP SUM によるインストールでは、Windows XP クライアントはサポートされません。

IPv6 アドレスは、コマンドライン引数または HP SUM のユーザーインターフェイスを使用して HP SUM に渡すことができます。HP SUM のユーザーインターフェイスでは、IPv6 ターゲットサーバーの DNS 名を入力するか、IPv6 アドレスボタンを選択して IPv6 アドレスを入力することで、IPv6 ネットワーク上のリモートホストを追加できます。HP SUM は、IPv6 の短縮および完全表記をサポートします。アドレスの入力時に、オプションのインターフェイス番号を追加する必要はありません。

IPv6 環境で HP SUM を実行する際にターゲットサーバーに接続できない場合や「検出失敗」メッセージが表示される場合は、「トラブルシューティング」を参照してください。

ターゲットサーバーに接続した後は、HP SUM の他の機能は、すべて IPv4 環境と同じように機能します。IPv6 ホストのログファイルは、他のすべての HP SUM ファイルとともに、\CPQSYSTEM\hp\log\<IP アドレス > ディレクトリに保存されます。