Insight Diagnostics を使用すると、サーバー上のハードウェアの問題を効率よく特定、診断、隔離するプロセスを簡素化できます。
この堅牢な管理ツールにより、サービスツールを使ってサーバーの問題をすばやく解決することができます。サービスプロセスを合理化して、問題をすばやく解決するためには、保守サービスの要請があったときに正しい情報を用意する必要があります。Insight Diagnostics は、次の機能により、サーバーの可用性を向上させることができます。
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オンラインでのインストールと操作 — オンライン環境で Insight Diagnostics を使用する場合、サーバーをオフラインにしたり、再起動したりする必要はありません。
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幅広い構成情報の取得 — 単一のツールで、ハードウェアやオペレーティングシステムの詳細な構成情報を収集します。
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構成の監査トレールを自動的に記録 — サーバーの構成履歴を自動的に管理します。複数の構成のスナップショットを保存し、変更点をハイライトすることにより、サーバーの詳細な履歴レコードを生成することができます。
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インテグレーテッドマネジメントログ(IML)—Insight Diagnostics では、サーバーのインテグレーテッドマネジメントログ(サポートされている場合)を管理できます。
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リモート機能 —Web ブラウザーインターフェイスからサーバーへのリモートアクセスが可能です。
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診断機能 —Smart アレイコントローラーに取り付けられたハードディスクドライブと、診断機能に対応している電源装置を診断できます。
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ハードウェアテスト機能 — オフライン版で利用可能なハードウェアテスト機能では、多数のハードウェアコンポーネントをテストし、障害やテストの結果を記録することができます。
この機能の組み合わせは、サービスプロセスを簡素化し、サーバーのダウンタイムを軽減します。
Insight Diagnostics は、一般に次の用途で使用します。
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アップグレードのプランニング、標準化、インベントリのトラッキング、ディザスタリカバリ、メンテナンスのためにサーバー構成情報を文書に記録する
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同じサーバー上の構成履歴、または別の(ベースライン)サーバー上の構成履歴と比較する
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詳細なトラブルシューティング用に構成情報を保存する
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明らかなハードウェア障害を診断する
詳細については、c:\hp\hpdiags\readme.txt
(Windows の場合)および /opt/hp/hpdiags/readme.txt
(Linux および Solaris の場合)にある Read me を参照してください。