HP SUM は、ユーザーに 3 つの実行方法を提供しています。

HP SUM は、ローカル インストールとリモート インストールをサポートします。HP SUM は、標準の Windows および Linux オペレーティング システムで、オンライン モードとオフライン モードで動作します。インストール モードについて詳しくは、「インストール モード」を参照してください。

[注記]

注記: Windows Hyper-V システムを使用してアップデートをインストールすることはできません。HP SUM からターゲットとして Hyper-V システムを選択することはできます。

次の表を使用して、サーバー使用例での正しい実行モードを確認してください。

[注記]

注記: ソフトウェア アップデートをターゲット サーバーにインストールする前に、インストール手順で問題が発生した場合にターゲット サーバーの最新のバックアップが利用できることを確認してください。

シナリオ

説明

HP SUM コマンド

HP の提供物

ローカル ホストでの対話型グラフィカル インストール

更新するサーバーで HP SUM を実行する。

次の場合には、このシナリオを使用してください。

  • コマンド ライン ツールを使い慣れていない。

  • 単一のローカル ホストにコンポーネントをインストールする。

  • スクリプトは必要でない。

  • インストール対象コンポーネントを選択したい。

  • Windows:

    hpsum

  • Linux:

    ./hpsum

  • オンライン:

    • HP Smart Update Firmware DVD

    • HP Service Pack for ProLiant

  • オフライン:

    • HP Smart Update Firmware DVD

    • HP Service Pack for ProLiant

ローカル ホストでのスクリプト インストール

ローカル サーバー上のネットワーク共有から HP SUM を実行する。

次の場合には、このシナリオを使用してください。

  • コマンド ライン ツールを使い慣れている。

  • 単一のローカル ホストにコンポーネントをインストールする。

  • カスタマイズされたスクリプト インストールを実行する必要がある。

  • リモート インストール用に必要な HP SUM ネットワーク ポートのロックを解除できない。

  • Windows:

    hpsum -s

  • Linux:

    ./hpsum -s

  • オンライン:

    • HP Smart Update Firmware DVD

    • HP Integrity バンドル

    • HP Service Pack for ProLiant

  • オフライン:

    なし

リモート ホストへの対話型グラフィカル インストール

ワークステーションから HP SUM を実行し、GUI を使用してネットワーク経由でリモート ホストを更新する。

次の場合には、このシナリオを使用してください。

  • コマンド ライン ツールを使い慣れていない。

  • スクリプトは必要でない。

  • インストール対象コンポーネントを選択したい。

  • OA、VC、およびサーバー ベースのファームウェアを含む複数のターゲットを更新する必要がある。

  • 更新する個々のファームウェアを選択する必要がある。

  • 更新する個々のハードウェア デバイスを選択する必要がある。

  • VMware ホスト サーバーをターゲットにする必要がある。

  • Windows:

    hpsum

  • Linux:

    ./hpsum

    ターゲットは、Windows、Linux、または VMware ESXi 5.0 サーバー、OA、iLO、または VC の IP アドレスまたは DNS 名などです。

  • オンライン:

    • HP Service Pack for ProLiant

    • Smart Update Firmware DVD

    • HP Integrity Support バンドル

    • HP Integrity BL8x0c i2、rx2800 i2、および Superdome 2 サーバー バンドル(Windows および Linux 用)

  • オフライン:

    なし

リモート ホストへのスクリプト インストール

ワークステーションから HP SUM を実行し、スクリプトを使用してネットワーク経由でリモート ホストを更新する。

次の場合には、このシナリオを使用してください。

  • コマンド ライン ツールを使い慣れている。

  • カスタマイズされたスクリプト インストールを実行する必要がある。

  • OA、VC、およびサーバー ベースのファームウェアを含む複数のターゲットを更新する必要がある。

  • すべてのエンクロージャー ファームウェアを更新する必要がある。

  • VMware ホスト サーバーをターゲットにする必要がある。

  • Windows:

    hpsum -s -target Target1 -target Target2 -username User1 -password PW1

  • Linux:

    ./hpsum -s -target Target1 -target Target2 -username User1 -password PW1

  • オンライン:

    • HP ProLiant Support Pack for Windows および Linux

    • HP Smart Update Firmware DVD

    • HP Integrity Support Pack for Windows

    • HP Integrity BL8x0c i2、rx2800 i2、および Superdome 2 サーバー バンドル(Windows および Linux 用)

    • HP Service Pack for ProLiant

  • オフライン:

    SmartStart Scripting Toolkit(G7 以前)

    Scripting Toolkit(Gen8 以前)

HP BladeSystem エンクロージャー内の 1 つまたは複数のサーバーへの自動インストール

内蔵 HP SUM とともに HP Smart Update Firmware DVD または HP SPP を使用して、1 つまたは複数のブレードにファームウェア更新を自動的にインストールする。

次の場合には、このシナリオを使用してください。

  • サーバー ブレードにオペレーティング システムがインストールされていない。

  • ファームウェア更新を自動的にインストールする方法が必要である。

  • インストール プロセスでログ ファイルやユーザーの操作が必要でない。

  • 1 回の操作でエンクロージャー内の複数のブレードを更新したい。

これは、HP SPP および Smart Update Firmware DVD で自動的に実行できます。

  • オンライン:

    なし

  • オフライン:

    • HP Smart Update Firmware DVD

    • HP Service Pack for ProLiant

既存のエンクロージャーを手動で更新する

詳しくは、HP CloudSystem Matrix Compatibility の Web サイト http://www.hp.com/go/matrixcompatibility (英語)を参照してください。

この表で前に説明した「リモート ホストへの対話型グラフィカル インストール」または「リモート ホストへのスクリプト インストール」シナリオと同じシナリオ。

  • Windows:

    hpsum

  • Linux:

    ./hpsum

  • オンライン:

    • HP Smart Update Firmware DVD

    • HP Service Pack for ProLiant

  • オフライン:

    • HP Smart Update Firmware DVD

    • HP Service Pack for ProLiant