HP SUM が正しく動作するには、特定のネットワーク ポートを使用できるようにする必要があります。ネットワーク ポートをロックダウンする場合は、ネットワーク ポート テーブルにリストされているポートが開いていて HP SUM がリモートのターゲット サーバーやホストに接続する際に正しく機能するかどうかを確認してください。これらのネットワーク ポートのロックを解除できない場合は、HP SUM をローカルで実行して OA、iLO、VC などのネットワークベースのホストをその Web インターフェイス経由で更新してください。それ以外の方法はありません。
HP SUM が起動する SOAP サーバーは、ポート 443 または 63006 を使用します。hpsum.ini
ファイルを変更すると、独自のポートを定義できます。
HP SUM Windows ネットワーク ポート
ポート | 説明 | |||||||||
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ポート 443 |
情報を転送するために使用される安全なデータ ポート。 | |||||||||
ポート 445 および 137/138/139(ポート 137 は、NetBIOS ネーム サービスを用いる場合のみ使用されます) |
ターゲット サーバー上のリモートの ADMIN$ 共有に接続します。これらのポートは、リモートのファイル共有に接続するために Windows サーバーが使用する標準ポートです。ターゲット サーバー上のリモートの Windows ファイル共有にリモートで接続できる場合は、適切なポートが開いています。 | |||||||||
ポート 62286 |
一部の内部通信でデフォルトです。競合がなければ、このポートがリモート側でリッスンします。競合が発生する場合は、空いている次のポートが使用されます。 | |||||||||
ポート 80 または 63000~63006 |
ポート 80 を使用できる場合、ログはポート 80 を使う内部のセキュア Web サーバー経由でターゲットに渡され取得されます。ポート 80 を使用できない場合、Web サーバーは 60000~63005 の範囲で最初に使用できるポートを使用します。このサポートにより、iLO および VC ファームウェアをホスト サーバーにアクセスすることなく更新できます。また、VMware などの仮想化プラットフォームを実行するサーバーが、サーバーを再起動したり仮想マシンを別のサーバーに移行したりすることなく iLO ファームウェアを更新できます。
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HP SUM Linux ネットワーク ポート
ポート | 説明 | |||||||||
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ポート 22 |
SSH 経由でのリモートの Linux サーバーへの接続を確立します。Integrity サーバーでは、HP SUM はこのポートを使用してターゲット設定を検出します。 | |||||||||
443 |
情報を転送するために使用される安全なデータ ポート。 | |||||||||
ポート 62286 |
一部の内部通信でデフォルトです。競合がなければ、このポートがリモート側でリッスンします。競合が発生する場合は、空いている次のポートが使用されます。 | |||||||||
ポート 80 または 63006 |
アップデートは、ポート 80 を利用できる場合はポート 80、利用できない場合はポート 63006 を使用する内部の安全な Web サーバー経由でターゲットに渡され取得されます。このサポートにより、iLO および VC ファームウェアをホスト サーバーにアクセスすることなく更新できます。また、VMware または他の仮想化プラットフォームを実行するサーバーは、自身のサーバーを再起動したり、他のサーバーに自身の仮想マシンを移行したりすることなく自身の iLO を更新できます。
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